内容説明
何か1つプレイするたびに言いわけをしなければ気のすまない男を主人公にした「弁解屋アイク」、とんでもない癖の持ち主で誰も同じ部屋に泊まりたがらない「相部屋の男」―本場アメリカを舞台に描く抱腹絶倒のユーモア野球小説を中心に編んだ7篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maghrib
1
よかった.特にハーモニー.
takeakisky
0
微笑ましい大袈裟さ加減。この加減の心地よさで、この人に通算何時間費やしたか。ラニヤンでも読もうかと思ったはずなのに、いつのまにか。加島祥造の洒落ない訳が本当にいい。普通人とは違う機構で作動する主人公、大抵は運動選手。程度の差こそあれ、奇行が表に現れる。ゲームの間だけうまくいけば、後は程度の差こそあれ、どうでもいいトレーナーや監督やコーチ。彼らと同僚になる二流(普通)の人。彼は、あれやこれやの理由から、程度の差こそあれ、ぬるく、面白がって彼らと付き合う。あんたは彼の馬鹿さ加減を、まだ本当に分かってねえんだ。2025/06/19