愛と命の淵に―瀬戸内寂聴・永田洋子往復書簡

愛と命の淵に―瀬戸内寂聴・永田洋子往復書簡

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828822112
  • NDC分類 915.6

内容説明

連合赤軍事件から15年。事件を赤裸々に証言する『16の墓標』への序文を契機に始まった往復書簡。公判や拘置所内の日常、愛と命について、真摯に語り合うう魂の交感記録。

目次

永田洋子への手紙
1982年
編集者への手紙
1983年
1984年
1985年
人のいのち
ある法廷
わたしの立場
1986年
『私生きています』序文
死刑の判決を聴いて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

usukuzi

1
読み終えてないけどもう返すわ。 公判証言が1986年1月24日、本書の発行が1986年(昭和61年)1月25日付け、この時点では瀬戸内寂聴は「天皇制」打倒のためにかつどうしていたらしい。 今はもう忘れてるんじゃない2014/10/26

タマキマタ

1
山本直樹の「レッド」を読みつつ、関連本も読んでみたくなり「これなら読みやすいかなー」と図書館から。僧侶として死刑判決は避けてほしい、しかし事件については嫌悪感が拭えない・・・複雑な思いを持ちつつも彼女に真摯に向き合う瀬戸内寂聴の文章に引き込まれた。そして、永田洋子…とてもあんな悲惨で許し難い事件を起こした人とは思えない。瀬戸内寂聴の描写にもあるように、真っ直ぐすぎる、真面目すぎる、ただの世間知らずの素直な女性だと感じた。時代が違えば、彼女は幸せになれたのだろうか?読みながらいろいろやりきれない思いでした。2014/09/29

よもぎ

1
若松孝二の映画での永田洋子がもー恐ろしくて恐ろしくて… でもこの本での永田洋子は聡明な女性で だけど同志を14人も殺害したことは事実 人間は誰しも一面だけでは語れない2010/07/25

コギー

0
図書館本。瀬戸内寂聴と連合赤軍幹部で死刑囚であった永田洋子(瀬戸内と文通していた当時は判決確定前)の往復書簡。1986年刊行。永田は2011年、あの東日本大震災の直前に65歳で獄死し、その10年後、瀬戸内も99歳で天寿を全うした。刊行からは40年近く経ち、永田の獄死から13年が過ぎ、瀬戸内の死去からも3年になろうとしている。瀬戸内と文通していた時分の永田は40歳くらい、瀬戸内もまだ60歳になったばかりであったが、いい意味で綴られたものを双方共に若々しく感じられない。2024/06/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/606745
  • ご注意事項

最近チェックした商品