内容説明
ダイエットをしようとしている「私」が、書店で「THE OFFICIAL DIABOLIC DIET HANDBOOK」という謎めいた小冊子を手にする。それは「究極のダイエット法」があると囁く。新しいが、危険な匂いもするダイエットの世界。その情報を流す謎の人物Ms.D。異端視するエステティックサロンの経営者。そして独特の理論による健康法を行う女性たち。人は何のために美しくなろうとするのか、ダイエットの王道とはなにか、を問う書き下ろし長篇小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hasami1025
4
人間、熱中すると狂ってとんでもない事をしでかす可能性はあると思う。私にも条件によっては当てはまるでしょう。でも、こういう極端なダイエットだけは、私には無関係かな。今の日本は美味しいものの誘惑が強すぎる。私のように食べ過ぎに気をつけなきゃいけない人も、この本のように美を求めて超ストイックな人も、自分を大切に!2020/08/15
A
2
Twitterで誰かがお勧めしてたと記憶。ダイエットにとりつかれた女性の話。読む時期違ってたらメンタルやばかったかも。なんか翻訳本みたいな文体な気がしたなぁ。あと結局人間関係がよくわからなかった…。2019/07/27
siopop
1
ダイエットのハウツー本は数多あるけど、ダイエットの小説ってのはあまり見かけた事がない。僕のようにスポーツクラブ漬けの人には何やら考えさせられる箇所の多い本でした。 消費するカロリーよりも摂取するカロリーが少なければ必ず痩せる、とは言えこれを実行するのが難しい。 主人公は3日間の絶食からダイエットをスタートさせます、茹でた野菜ダイエット、野菜ジュースダイエットと進んで行き、大変な事になったりもするのですが、脇役達の活躍のストーリーもあって中々読み応えのある本になっています。怖くなるけど、一読の価値ありです。2012/06/02