内容説明
人形のわたあめちゃんは、ジャックの“ココナッツあて”の店のしあわせのおまもりです。ジャックとわたあめちゃんとなかまたちは、おまつりのある町から町へと、とてもたのしくくらしていました。ところがある日、わがままな女の子がきて…。お人形とひととの心のかよいあいをえがいた、心あたたまるものがたりです。6さいから。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
87
我儘な少女クレメンティナが、巡業遊園地の人形わたあめちゃん(Candy Floss)との出会いにより良い子になっていくお話。これは、親子で読み聞かせる本に最適ではないだろうか(少し教訓すぎるかも…… )。著者ゴッデンの作品をいくつか読んでみて感じたのは、作品ごとに読者の年齢層を明確に設定していることである。その設定に従って、作品のボリューム(ページ数)、物語の複雑さを決めている。児童文学作家として当たり前のことだが、これをきちんと出来るか、否かによって、児童文学作家として成功できるかが問われるのであろう。2015/06/17
ゆか
26
パソコンの調子が悪く、送信したのに消えてしまったので、再び感想。4部作の一つというのを知らなかったので、残りの三冊も読んでみたい。人形を盗まれたジプシーの男性が、女の子に、手伝うように促して、許すところが良い。お駄賃まで上げるなんて、ふとっぱら!主人公の女の子は、恵まれているからこそ、わがままになってしまっていた。ジプシーの男性は、きっと幼少のころに寂しい思いをして、人形たちをよりどころにしていた。そんな二人が、心を通わせることができて、よかったです。2015/02/21
メイロング
5
人形と人間が反発しあう系! いつもの逆なだけでこんな魅力的とは。悪い子がいい子になるストーリーは鼻につくけど、ゴッデン好きなら外したくない一冊。わたあめちゃんもいいけど、相棒のジョーの台詞回しがいちいちかっこいい。シリーズ通して読んでみると、人形の話のパターンがぼんやりと見えてくる。あとジャケットがみんなかわいい。2014/10/08
timeturner
4
女の意地のぶつかりあいだね。わたあめちゃん、えらい!2013/07/30
るき
3
何もかも持っている空虚な女の子が、盗った人形を通して自分の感性を取り戻す。2012/01/01
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- 和書
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