出版社内容情報
母・紫式部から引き継いだ賢子の宮仕えも2年目となったある日、御所に新しい女房、藤袴がやってきた。賢子と同じ15歳のその少女は、対抗する気も失せるほどの美少女で、教養も二重丸! しかも、憧れの頼宗さまも藤袴にひとめぼれ? さぁたいへん! 賢子、どうする!?
内容説明
皇太后彰子に仕える十五歳の女房、藤原賢子。日本文学の最高傑作と名高い『源氏物語』の作者・紫式部の娘として何かと注目を集めるが、母親に似ない陽気で勝気な性格で、「人と比べられたら、勝てばいい」と気にしない。良くも悪くもまっすぐで、今日も、新入り女房がお姉さまたちにいびられるのを、黙っていられず助けたところから、物語ははじまります。
著者等紹介
篠綾子[シノアヤコ]
埼玉県生まれ。第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。主な著書に『更紗屋おりん雛形帖』(第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞)など
小倉マユコ[オグラマユコ]
神奈川県生まれ。会社員を経て、2010年よりフリーのイラストレーターに。東京デザイン専門学校キャリア・イラストレーションコース修了。書籍の装画や挿絵をはじめ、広告などのイラスト制作を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。