内容説明
ホリーはクリスマスのお人形。自分のクリスマスの女の子が買いにきてくれるのをまっています。いっしょんけんめいおいのりすれば、きっと、いつかねがいはかなうのです…。6さいから、はじめてであうものがたりのえほん。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
41
おもちゃ屋で誰かが自分のための女の子か男の子が買いに来てくれるのを待つクリスマス人形のホリー、クリスマスに迎えてくれる家がない6歳の孤児アイビー。自分の為の家があると信じるアイビーの強い願いとお人形達の祈りがクリスマスの奇跡を呼び寄せる。この本は段ボール箱から久しぶりに発掘。ゴッデンのクリスマスにぴったりな本で、この時期もっと読まれてほしい✨🎄✨2019/12/15
ヴェルナーの日記
27
題名どおりクリスマス・シーズンに読む最適な1冊。主人公はホリー("Holly"ヒイラギのこと)という名のクリスマスのお人形。そして彼女と出会うのはアイビー(”Ivy”ツタのこと)という身寄りのない孤児院に住む女の子。でも、2人に間には何百キロという隔たりがあります。もちろん2人はお互いを知りません。でも……、自分が希望を捨てず、強くお願いをしたとき、少しの偶然がいくつも重なって、奇跡はおこります。人形という視点から描かれていることがとても斬新でした。2015/01/27
メイロング
5
やはりゴッデン。人形ものは強い。話はご都合かもしれない、でも一つでも「そういうものか」と思わせる考え方が入ってればグッと魅力的になる。「人間と人形のちがいは人形には子どもたちが遊んでくれるまで、ほんとうのいのちがないということ」これはゴッデン人形を貫く哲学かも。2014/10/08
timeturner
4
クリスマスにふさわしい、希望や善意や祈りといったことを信じさせてくれるお話。クリスマスにはプレゼントとして人間の子供をひとりずつもらえるという、お人形の側から見た発想が楽しい。2013/08/06
ebi_m
2
低学年向け?なのだけれど、「人形の家」と同じく願う力を持つ人形たちの話。こちらはめでたしめでたし。 "おもちゃたちは「クリスマスには、みんな、男の子か女の子がもらえるんだよ」とこたえました。おもちゃは、あたりまえのことだけど、人間とはぎゃくのかんがえかたをするものなんです。"2011/12/24