内容説明
この物語は、めす象がおす象を呼びよせて結婚し、やがて乾燥期がやってきて、水を求めての旅の途中、相手のおす象が牙をとられて死んでいるのを見つける、という話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ume 改め saryo
5
ぞうのシルエットは絵になりますね。 背中で語る生き物かもしれませんね(^^) しかし、最強の象の最大の敵が 人間なんて皮肉ですね。2013/08/24
遠い日
4
こちらの福武書店版で読む。水を求めて旅する12頭の象の話の続きだ。水場に向かう長い旅の中で、恋をした若いおばさん象。オスの象が群れといっしょに暮らすことはないのだが、途中での再会は悲惨なものとなった。人間のエゴの犠牲になったオス象。別れがたい気持ちを表す若いおばさん象がいじらしい。大自然に生きる動物たちには、悲しいことに人間との闘いも待ち受けているのだ。2014/08/16
くすみ
3
ゾウの群れので起きた出会いと別れの話。自然の中での戦いはドキドキしつつも仕方のないものと割りきれるけれど、今回の話は人間の介入があって後味が悪い。とはいえ、これも受け入れなければならない現実。【4歳7ヶ月/】2019/07/09
こどもふみちゃん
3
吉田遠志・動物絵本シリーズ:象 ◆象は(12)~(17)巻かな?2014/10/28
ぬのさと@灯れ松明の火
2
自然界の弱肉強食ではなく、象牙のために殺された雄象。ラストシーンがせつないです。2011/03/20
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