吉田遠志・動物絵本シリーズ<br> きえたにじ

吉田遠志・動物絵本シリーズ
きえたにじ

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  • サイズ A4判/ページ数 200p
  • 商品コード 9784828812762
  • NDC分類 E

内容説明

よわむしではありましたが、心のやさしい、いもうとライオンは、死にました。きびしいライオンの生きかたに、ついていかれなかったので、これも、自然のなりゆきです。いもうとライオンの体は、ハイエナやハゲワシのおなかのなかに入ったことでしょう。もっと自由に空のかなたにとんでいったのかもしれません。もしここで、いもうとライオンが死ななかったならば、バブーンのあかちゃんかダチョウの親子が、死んだことになったでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

55
読み友様からのご紹介本です📙余りにも厳し過ぎる自然。妹ライオンは何度も狩りを試みるが、うまく行かず、最後は自分が狩られてしまう。。。人間の様に、食べたい時に食事が出来る訳ではない。食物を得るのは命がけ!だからこそ、食べ物を大切にしたい。そして大自然に生きる動植物を尊敬しなければならない。生きるか死ぬかの毎日。そんな事を人間は考えているでしょうか。ほとんどの人達は平穏な毎日を過ごせています。その事へ感謝したいです。2024/11/12

ぼりちゃん

22
《絵本アフリカのどうぶつたち◆第1集ライオンのかぞく》野生動物の生の厳しさと美しさが描かれている絵本シリーズ。横長の絵面からは広大な大地、狩りの疾走感や命の緊迫感、自然の壮大さが伝わってきます。 中でもこちらの一冊は衝撃的…涙。どの動物にとっても成長して大人になるのはやさしいことではない。それはわかっていたはずなのに…生きていく厳しさの意味を本当にはわかっていなかったことを突きつけられました。運命の犠牲になっていく多くの若い動物たち。吉田さんの死への視点は、悲しいだけではない自然の大きな流れを感じます。2024/10/14

たーちゃん

15
息子が幼稚園で借りてきた絵本。最後が悲しい。息子は「これは悲しいお話だからもう読みたくないなぁ」と言っていました。2023/11/13

awai

0
いのち きびしい自然界 動物の世界 5分2025/01/06

のん@絵本童話専門

0
本当に、本当に、びっくりしました。食う食われるの厳しい自然界を描いていながらも、ライオン親子たちは主人公で大丈夫だと勝手に思っていた自分がいました。臆病でも生きていけるかと思っていましたが、弱いなら弱い故の立ち振る舞いのうまさが必要で…王様たるライオンでもこんなことがあるのだと衝撃でした。例のかためのハイエナ集団にここでも出会います。(どこもかしこも出てきやがって!みたいな悪党感あります)あとがきも余韻を残します。決してライオン可哀想みたいな感想で終わらせまいとする作者の信念をここに感じます。2024/01/26

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