感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちー
5
ライオンすら退けるゾウに怖いものがあるのか?という話。サバクトビバッタ怖い。ひいおばあちゃんのゾウが思い出す、ふるさとを去らなくてはならなくなった原因。それはバッタの大群だった。緑豊かだった地を枯れ地にするほど食らい尽くすバッタの大群。過ぎ去ったあとには根こそぎなにもなくなってしまう。その食欲ときたら、おぞましいほど。ネズミの嫁入りではないけれど、大きなものを脅かすのは大きいものとは限らない。2017/10/28
ヒラP@ehon.gohon
4
アフリカゾウにも怖いものがある。 意外にもそれは動物ではなくて、小さなサバクトビバッタの大群。 食べ物を食いつくしてしまうバッタの群れに襲われた時、一番怖いのは飢えと呼吸ができないこと? バッタの群れの中でいなくなったゾウを想像してしまいましたが、吉田さんの絵本は残酷な部分は描いていないのです。 また、ゾウであっても子どもは弱いということも教えてくれます。 ライオンに襲われたシマウマの話から始まりますが、守るものと守られるものがいて子どもは成長するのだと感じました。 ゾウのアップが気に入っています。 2010/02/12
くすみ
3
ドキュメンタリーを見ているような物語。砂漠最強の動物である象がライオンを追い返すシーンは迫力あり。そこからの象が恐れるものについての流れがいい。トビバッタの大群はテレビで見たことがあって、一心不乱に高速で移動するのは怖い。【4歳4ヶ月/】2019/04/07
ぬのさと@灯れ松明の火
3
サバクトビバッタの大発生。「彩雲国物語」や「大地」の飛蝗を思い出しました☆2011/03/19
のん@絵本童話専門
0
ゾウの家族シリーズ一冊目。例のライオン3兄弟も出てきます。ライオンすら恐れるゾウですが、経験豊富なひいおばあさんゾウの怖かったこと、それは大量のトビバッタが飛来したことだそう。逃げて逃げて逃げ惑い、砂漠のように草は食べ尽くされ、暑く苦しい旅をしました。しかしゾウは記憶力が良くて、道を必ず覚えているのですね。このつらい経験ものちの命の恵みになりました。2024/01/26
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