感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がらくたどん
50
オルフォースの春を寿ぐ絵本「Etwas von den wurzekindern」は本書の他に童話館と平凡社から訳者を変えて3冊出版されている。絵本ではままある事なのだが、読み聞かせに使ってみたくて読み比べ。書影は平凡社版と同じだが、文字のレタリングがくるんと丸まって根っこの先っぽみたいでかわいい。皆さんがおっしゃる通りテキストは実に素朴な味わい。巻末の訳者の言葉通り「むかしながらの土のにおい」が感じられる。直訳の「根の子ども」に東北地方の方言である「ぼっこ」を当てた「ねっこぼっこ」の名付け親でもある。2023/03/18