内容説明
ロッシーニ『ランスへの旅』、ワーグナー『ニーベルングの指環』、リヒャルト・シュトラウス『サロメ』、バトル、ジェシー・ノーマン、フィッシャー=ディースカウ、そしてさまざまなコンサートにふれて、現代の文化の深層に踏み入り音楽観の転換を迫る。
目次
ロッシーニ・ルネサンスと20世紀の終焉
ローザ・ポンセルの位置
結晶世界ホロヴィッツ
土足のブーニンとアラウの叡知
千人交響曲崩壊幻想
モーツァルトの巫女
鍵盤はシルクロードを越えなかった
キャスリーン・バトルを聴いてジェシー・ノーマンを思う
現代音楽とは何でしょうか
ワーグナー熱とヨーロッパの「魔の酒」
30年戦争があった、そして朝鮮戦争は…〔ほか〕