出版社内容情報
人口が多く、若い。資源が豊富。先進的なデジタル経済、莫大な海洋交易・・・
これから10年、
世界は“アジアの南西”に投資する!
インド、オーストラリア、ケニアなど11カ国。未来はどうなる?
中国の「真珠の首飾り」構想に楔を打つ!
日本が経済、外交の覇権競争に勝つ戦略とは?
インドを中心にオーストラリア、インドネシアなどの東南アジア、ドバイなどの中東、ケニアに代表される東アフリカに広がる広大な地域、インド洋圏。ローマ帝国時代以来、長い歴史を経て形成された海洋交易ルートに加え、近年は国際分業の観点からますます重要性を増している。世界有数の人口規模を有し、労働者は若く、資源が豊富。デジタル経済の先進地域でもあるインド洋圏。そのなかでも魅力的な11カ国の、経済、外交、安全保障の潜在力を明らかにし、日本の関わり方を提案する。
【目次】
内容説明
人口が多く、若い。資源が豊富。先進的なデジタル経済、莫大な海洋交易…これから10年、世界経済の行方を左右する「海域」がここにある!インド、オーストラリア、ケニアなど11カ国。未来はどうなる?
目次
第1章 なぜ、いま「環インド洋経済圏」なのか(環インド洋経済圏と呼ぶ意義;ローマ帝国時代から続く歴史;世界的な流通経路としての重要性)
第2章 中核をなす国々―インド、オーストラリア、ケニア(インド;オーストラリア;ケニア)
第3章 環インド洋経済圏の国々の事情(インドネシア;パキスタン;スリランカ;ミャンマー;マダガスカル;南アフリカ;タンザニア;スーダン)
第4章 日本は「環インド洋経済圏」にどう関わるか(日本との歴史的な関係;日本はどう参画し、どう利益を得るか)
エピローグ 10年後の「環インド洋経済圏」を読む
著者等紹介
宮路秀作[ミヤジシュウサク]
地理講師&コラムニスト。代々木ゼミナールに出講し、担当する講座は全国の各校舎やサテライン予備校にて配信されている。「地理」は「地球上の理」であるという考えのもと、「地理」を通して現代世界を学び、「なぜ、そうなったのか?」という視点から歴史をひも解き、深い解釈を与える講義を展開する。高校教員向けに授業法を指導する「代ゼミ教員研修セミナー」の講師を長年務め、「代ゼミの地理の顔」として知られる。また、日本地理学会企画専門委員会委員、Yahoo!ニュースエキスパートオーサーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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