出版社内容情報
平和主義者が戦争を引き起こす!
平和を愛した結果が第2次世界大戦という悲喜劇
戦争のことは小室直樹に訊け!
戦争がないのが平和、ではない
侵略戦争にも歴史の必然がある
そして満洲、朝鮮をめぐる「必然」とは?
【本書の恐るべき提言】
●戦争は個人の心の内の問題ではない
●全会一致制で衰退したポーランド
●戦争決意ができずに崩壊したフランス
●非武装中立は白日夢である
●建前と実態の離れた国は破滅する
●日本は清帝国の二の舞にならないか
内容説明
戦争がないのが平和、ではない。侵略戦争にも歴史の必然がある。そして満洲、朝鮮をめぐる「必然」とは?
目次
第1章 “平和主義者”が戦争を起こす(みんなが平和を愛した結果が第二次大戦となった;戦争は個人の「心の内なる」問題ではない;台風の上陸を法律で禁じようとする平和主義者 ほか)
第2章 戦争を否定すると近代文明が崩壊する(「戦争」と「けんか」はどこが違うか;戦争がないのが平和、というのは間違い;戦争とは、つける薬がないものにつける薬である ほか)
第3章 国連の幻想と国境の思想(ナンセンスな日本の「国連中心主義」;国連とは、そもそも何だろうか;「自衛」の名目さえつければ、何でも自由な国連憲章 ほか)
著者等紹介
小室直樹[コムロナオキ]
政治学者、経済学者。昭和7(1932)年、東京生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了。東京大学法学博士。この間、フルブライト留学生としてアメリカに留学し、ミシガン大学大学院でスーツ博士に計量経済学を学ぶ。マサチューセッツ工科大学大学院でサムエルソン博士(1970年ノーベル賞)からPh.D Economicsを授与される。平成22(2010)年9月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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