出版社内容情報
橋爪大三郎[ハシヅメダイザブロウ]
著・文・その他
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
著・文・その他
内容説明
小室直樹博士生誕90年!小室ゼミ門下生の2人が稀代の学者の学問的業績と百学を駆使する、小室学の真髄に迫る。
目次
対談 橋爪大三郎・副島隆彦「小室直樹が我々に残した思想と意志」
“復刻”現代の予言者小室直樹の学問と思想―ソ連崩壊はかく導かれた(復刻(旧版)目次)
著者等紹介
橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
社会学者。大学院大学至善館教授。1948年生まれ。東京大学大学院社会学部研究科博士課程単位取得退学。1989‐2013年、東京工業大学で勤務
副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
評論家。副島国家戦略研究所(SNSI)主宰。1953年生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。政治思想、法制度、金融・経済、社会時事、歴史、英語研究、映画評論の分野で画期的な業績を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころこ
38
ページ数が二重に、「まえがき」と「あとがき」が三重に付してある。92年に出版された本の再々刊だ。小室直樹の仕事を弟子の2人が対談の形で説明しているのだが、じつは当時、体調不良の本人に執筆は叶わなかったものの、監修はしてもらっていたとのこと。小室が死後も読まれているのは弟子の、それも橋爪や宮台真司のような有力な存在があるからだろう。本書を読む限りでは小室の凄いところは、①在野である、②各学問の間を繋いだ、ことにある。①は小室の本位ではなく、日本のアカデミズムの閉鎖性に問題があるが、そのおかげで小室は一般書を2023/01/25