出版社内容情報
●地球と人間は、どう生み出されたか
●世界は終末に向かうのか、天壌無窮か
●英雄は、絶体絶命の危機をどう切り抜けたか
●西洋と日本は、根っこの何が違うのか
●『古事記』はスペクタクル映画、『日本書紀』は神話のアーカイブ!
ギリシア神話や『旧約聖書』、北欧神話など西洋世界の神話と、『古事記』『日本書紀』など日本神話を比較すると、地球が抱える問題の解決法や、国家間・民族対立の課題を考えるヒントが見えてくる。さらに、人間の生き様、死生観、リーダーの在り方に対する答えも書いてある。古代人の叡智が凝縮された神々の物語を、現代に生かす試みの書。
「人間の位置づけ」がこんなに違う/日本神話では人間と神の距離が近い/北欧神話の「終末論」と日本神話の「修理固成」「天壌無窮」/「父殺し」のモティーフと「国譲り」の大きな違い/黄金の時代から鉄の時代への「下降史観」/人間に「火」を与える物語と「パンドラの箱」/神話は地球物理学的な真実を含んでいる/ペルセウスの結婚とスサノヲの結婚の類似/西の果てと東の果てーー海のかなたに「永遠の魂の世界がある」
内容説明
地球と人間は、どう生み出されたか。世界は終末に向かうのか、天壌無窮か。英雄は、絶体絶命の危機をどう切り抜けたか。西洋と日本は、根っこの何が違うのか。ギリシア神話と日本神話には現代を考えるヒント満載!
目次
第1章 世界神話と日本神話―その違いから見えてくるもの(神話の物語に入り込み、一緒に踊ってみる;「人間の位置づけ」がこんなに違う ほか)
第2章 不思議な「類似の神話学」―なぜこんなに似ているのか(日本神話とギリシア神話がなぜこんなに似ているのか;「見るな」というタブーを犯してしまうと… ほか)
第3章 『古事記』はオペラ、『日本書紀』はアーカイブ(スペクタクル映画のように描かれる『古事記』;『日本書紀』は日本の国家意思を表わすための記録 ほか)
第4章 ギリシア神話を深掘りすると日本神話もよくわかる(ギリシア神話の「天地創成」と神々の戦いの歴史;黄金の時代から鉄の時代への「下降史観」 ほか)
著者等紹介
鎌田東二[カマタトウジ]
1951年徳島県生まれ。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。岡山大学大学院医歯学総合研究科社会環境生命科学専攻博士課程単位取得退学。京都造形芸術大学教授、京都大学教授、上智大学実践宗教学研究科特任教授などを経て、京都大学名誉教授、天理大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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