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出版社内容情報
「音色(ねいろ)と言うわね。色をのせるように、弾くのよ」。世界中で人気を誇るピアニスト、フジコ・ヘミング初のベストアルバム「COLORS」発売に合わせ、ドラマチックな人生や、音楽を表現することなどをフジコが語る。
幼い頃からピアノがうまく、“天才”と呼ばれたフジコだが、風邪がもとで聴力を失い、表舞台から姿を消す。音楽教師などでしのぎ、世間に再び見出されたのは60代後半になってから。イメージ豊かなその音色は、聞く者の心を時に静かに、時に激しく打つ。今回、“奇跡のピアニスト”フジコ初のベストアルバム「COLORS」が発売されるのを記念し、公式ガイドブックとして編集されたのが本書。5枚組のベストアルバムは、入手できる音源をすべて聞き返し、フジコ自身が選んだ好きな曲、好きな演奏、人気の高い曲目を厳選して収録。これまであまり知られていない音源も含まれ、まさにフジコの集大成といえるアルバムが完成した。公式ガイドブックでは、それぞれの曲にフジコ自身が解説を加え、どのような心構えで弾いているかなどを語る。さらに、これまでの人生を振り返って、ピアノといかに向き合ってきたかなどのエッセイも収録。フジコファンは必携の1冊である。
内容説明
奇跡のピアニスト、フジコ・ヘミング。好きな曲、人気の高い曲、名演奏を選りすぐり、制作されたベストアルバム。それぞれの曲に込めた想いを語る。
目次
自分の中の曲のイメージを大切にする 「音色」というように、ピアノを弾く時は音に色をつけていくの
フジコの波乱万丈のヒストリー 遅くなっても待っておれ。それは必ず来る
愛蔵フォトアルバム いつも犬や猫たちが寄り添ってくれた
COLORS曲目解説(情熱―奇蹟の鐘;恋するピアニスト;風を仰いで―逆光の避暑地にて;追憶の車窓;旅路の果てに…(Special Disc))
素晴らしい人との出会いに恵まれた人生 私の音楽に感激してくれた人がいたから、今日までピアノを続けて来られた
静かな感動を呼ぶドキュメンタリー映画 『フジコ・ヘミングの時間』をめぐるストーリー
著者等紹介
フジコ・ヘミング[フジコヘミング]
本名ゲオルギー・ヘミング・イングリット・フジコ。日本人ピアニストとロシア系スウェーデン人の画家/建築家を両親として、ベルリンに生まれる。幼少の頃よりピアノを始め、母の手ひとつで東京に育つ。レオニード・クロイツァー氏に師事。東京藝術大学卒業後、28歳でドイツへ留学。ベルリン音楽学校を優秀な成績で卒業後、ウィーンで暮らす。レナード・バーンスタインやブルーノ・マデルナにその才能を認められるも、リサイタル直前に風邪をこじらせ一時聴力を失う。失意と貧困の中、欧州各地で音楽教師をしながら演奏活動を続けた。1999年、60代後半でNHKのETV特集で見いだされると、“奇跡のピアニスト”としてフジコブームが巻き起こる。CDデビューから20年を経た現在も年間約60本のワールドツアーを行い、チケットはソールドアウトが続いている。イラスト、ファッション、インテリア、ライフスタイルの面でも人気が高く、動物愛護のチャリティーにも積極的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。