内容説明
小さな湖畔の町で暮らすジョイの楽しみは、毎年夏になると避暑を求めてグレイ・ベネットがやってくることだ。グレイは近くに邸宅を持つ、名家のハンサムな御曹司。ジョイは長年彼に片想いをしながらも、たまに挨拶をかわし、甘い情事を密かに夢想するだけで満足していた。だがその夏は何かが違った―ひょんなことから、ジョイは彼に連れられNYに行くことになったのだ。そして初めて知る華やかな世界の魔法にかけられ、グレイと官能のときを過ごす。まさか夢が叶うなんて…喜びもつかの間、待っていたのは冷たい現実だった。
著者等紹介
ウォード,J.R.[ウォード,J.R.] [Ward,J.R.]
ロー・スクールを卒業後、ボストンの健康センターや国内の医療センターに長年勤務しながら小説を書き続ける。エロティック・パラノーマル・ロマンス作品でNYタイムズおよびUSAトゥデイのベストセラーリスト第1位に輝いたほか、ジェシカ・バード名義でコンテンポラリー・ロマンスも著す。アメリカ南部に暮らしている
琴葉かいら[コトハカイラ]
大阪大学文学研究科修士課程修了。大学院で英米文学を学んだあと、翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
22
うわあ、かわいい話だ~。ずっと一人の男性を一途に思ってきている女子。そしてそんな彼女を憎からず思いつつも、自分は年上すぎる…世間に毒されている…彼女が本当にふさわしいかわからない…いや、悪女かも…ともうずっとぐるぐる思いつめる男子に苦笑い。女子のほうが恋愛に関しては度胸あるよな~。最後の電車ジャンプ!でちょっとすっきり。お兄ちゃんと彼の想い人の話はあるのかなあ?2016/11/14
まみ子
9
再読。ヒーローがヒロインのためだと言ってる行動が、全くの的外れでヒロインを傷つけてばかりなのが辛いです。一方で、お互いを想う気持ちは率直で愛に溢れてて、言葉もストレートで、あのうだうだ感がなければ気持ちの良い作品です。言葉の使い回し方が面白くて、そこはさすがのウォードさんだと思いました。2017/04/08
ばん
7
清純なヒロインに自分は相応しくない…とずーっとウダウダしてヒロインを傷付けるという面倒くさいにも程があるヒーロー。でも何故かイライラはせずにその面倒くさいところに愛おしささえ感じた。ヒロインが辛抱強い女性でよかったな!と言ってやりたい。2017/09/02
まめもち
4
お互い気になるのに、年齢差や社会的地位にこだわってすれ違う2人。我慢できずに手を出しちゃったのに、怖じ気づいてしまうヒーローにそれはないよと言いたい。去っていくヒロインを追いかける方法がまた……。芝居がかりすぎてたなぁ。2016/04/09
とろぷり
3
★★★★☆4(Kindle版)超・超面倒くさいヒーローの迷走物語。終始テンパるヒーロー…でもその独占欲とあまりの残念っぷり思考に惹かれた(付き合いたくはないがw)♪『夜明けを~』のショーンも友情出演w2014/01/18
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- 和書
- 瀧澤路女日記 〈上巻〉