内容説明
小学生のとき平仮名の「え」を覚えられなかった子どもが、51歳で京都府大の学長になった!?獣医師にして感染症研究者の名は、人呼んで「ダチョウ博士」。松本人志と長渕剛と鳥をこよなく愛し、ダチョウ抗体研究では世界第一人者。新型コロナ、エボラ、高病原性インフルエンザ、コレラ等々、人類を感染症の危機から守り、米国陸軍とも共同研究を進める京都発「ダチョウ抗体」研究の全貌をユーモアたっぷりに描いた科学コメディ。
目次
第1章 世界一でかい鳥と出会う(動物病院で世間の多様性を学ぶ;けったいな子ども、鳥を集めまくる ほか)
第2章 ダチョウ抗体への道(はじまりは、肥満のダチョウだった;大学で研究助手を探せ! ほか)
第3章 世界初、ダチョウ抗体マスク誕生(ダチョウ抗体マスクという発想;世界初、ダチョウ抗体マスク飯塚市で誕生 ほか)
第4章 ダチョウ抗体で地域活性化(ダチョウ抗体が納豆に!?;前田さん、ジールコスメティックスを起業 ほか)
第5章 ダチョウ抗体、アメリカへ渡る(米国陸軍と共同研究スタート;シチュー・ハンバーグさんと出会う ほか)
著者等紹介
塚本康浩[ツカモトヤスヒロ]
京都府立大学学長・獣医学博士。1968年京都府生まれ。1994年大阪府立大学農学部獣医学科卒業。1998年同大学院博士課程修了(獣医学博士)。1997~1998年カナダ・ゲルフ大学獣医学部客員研究員。1999年ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」のダチョウ主治医に就任し、本格的なダチョウおよびダチョウ抗体の研究を始める。1998年大阪府立大学農学部・助手、2006年同准教授を歴任後、2008年京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授、2018~2020年同研究科長、2020年京都府立大学学長に就任。超大型鳥類であるダチョウを用いた新規有用抗体の低コスト・大量作製法の開発および、がん細胞における細胞接着分子の機能解明とその臨床応用化、高病原性鳥インフルエンザ防御用素材の開発を研究。2008年京都府立大学発ベンチャー「オーストリッチファーマ株式会社」を設立。ダチョウの卵から抽出した抗体を用いて新型インフルエンザ予防のためにマスクを開発。以後もダチョウ抗体を利用したさまざまな研究(がん予防・美容など)に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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