内容説明
宇宙大国アメリカを猛追する中国。日本の宇宙開発が進むべき道はどこか?あなたの知らない最新の宇宙を「はやぶさ2」から解き明かす!
目次
第1章 小惑星リュウグウの歴史を紐解く
第2章 地球の水は小惑星からきた!?
第3章 「はやぶさ」2代の技術イノベーション秘話
第4章 宇宙資源を活用する時代の幕開け
第5章 米中の宇宙開発競争、そして世界の情勢
第6章 人類が宇宙で暮らす日
第7章 軽いプレッシャーと自信が日本を変える
著者等紹介
川口淳一郎[カワグチジュンイチロウ]
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構シニアフェロー、宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系特任教授。1955年青森県生まれ。1978年京都大学工学部機械工学科卒業。1983年東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程修了。工学博士。同年旧文部省宇宙科学研究所システム研究系助手に着任、2000年教授に就任。「さきがけ」「すいせい」「ひてん」「のぞみ」などの科学衛星ミッションに携わる。初代「はやぶさ」のプランを作り上げ、プロジェクトマネージャを務める。2010年6月、世界で初めて小惑星からサンプル(試料)を持ち帰ることに成功。「イカロス」「はやぶさ2」を立上げ、「はやぶさ2」ではアドバイザーを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
53
先日「はやぶさ」の開発秘話を読みましたが、今回はそのあとの「はやぶさ2」の話です。著者は国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構シニアフォロー、宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系特任教授の川口淳一郎先生。「はやぶさ」のサンプルリターン成功により宇宙資源争奪の様相を見せる中、宇宙探査を科学・技術・政策・国際関係など多方面からアプローチした一冊。「はやぶさ」2代にわたる、技術が着想された経緯、プロジェクト立上げにおける苦難、プロジェクト推進上の知られざるエピソード、宇宙資源の利用、中国の動きなどを記載。2025/06/18
Kazuo Ebihara
3
著者は、初代「はやぶさ」のプロジェクトリーダー。 少ない予算の中、日本独自の技術を磨き上げ、 小惑星探査を成功させ、 宇宙と地球の起源に迫った「はやぶさ2」。 米中は国の威信をかけて、 宇宙開発と宇宙資源獲得を競っています。 今世紀中には、宇宙の利権争い、 紛争が起こることは確実です。 まさに、スターウォーズ。2021/05/16
かつ
2
基本的にははやぶさの話の繰り返し。宇宙資源の話はほんの少しで、そこは川口先生の専門ではないので説得力がない。2021/03/12
uskmal
1
勉強になった。2021/08/21
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