内容説明
人類4000年の特等席にいる日本人に告ぐ!我々は「人類4000年の特等席」という恵まれた環境にいる。しかし日常の関心は身の回りの非常に狭い範囲に限られ、自分の視野の狭さや考えの浅さを恥ずかしく思い、「これではいけない」と教養を身につけようとしても、その方法が分からない。本書は哲学・宗教・歴史・人物伝を繙き、社会のありとあらゆる問題にさまざまな角度から立ち向かうことができる思想軸を身につけるための好適書。
目次
序章 「私、カミングアウトしたんです!」(リベラルアーツ道の出発;自らの体験から語る、哲学、宗教、歴史 ほか)
第1章 哲学(日本人が苦手な哲学―西洋と東洋を一望する;ギリシャの三大哲学者 ほか)
第2章 宗教(宗教に対する疑問;フォークランド紛争で悟った祈りの虚しさ ほか)
第3章 歴史(ヨーロッパ/中国/日本)(ヨーロッパ文化の根幹を知らない日本人;歴史は「鏡」 ほか)
第4章 人物伝(歴史より人物伝;歴史が嫌いだった中学・高校生時代 ほか)
著者等紹介
麻生川静男[アソガワシズオ]
1955年、大阪府生まれ。リベラルアーツ研究家、博士(工学)。京都大学工学部卒業、同大学大学院工学研究科修了、徳島大学工学研究科後期博士課程修了。1977年、京都大学大学院在学中、サンケイスカラシップ奨学生としてドイツ・ミュンヘン工科大学に留学。20歳の時の学友との会話とドイツ留学中のカルチャーショックの経験からライフワークとしてリベラルアーツに邁進することを決意。1980年、住友重機械工業入社。在職中、アメリカ・カーネギーメロン大学工学研究科に留学。同大学工学研究科修了。帰国後、ソフトウェア開発に従事したあと、社内ベンチャーを起こし、データマイニング事業を成功させる。2000年に独立し、数社のITベンチャーの顧問を兼任。2005年から2008年までカーネギーメロン大学日本校においてプログラミングディレクター兼教授として教育に従事。2008年から2012年まで京都大学産官学連携本部の准教授を務める。在任中に「国際人のグローバル・リテラシー」や海外からの留学生に対して「日本の情報文化と社会」「日本の工芸技術と社会」など日英の両言語でリベラルアーツの授業を展開。2012年にリベラルアーツ研究家として独立し、リベラルアーツに関する講演や企業研修を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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