内容説明
本書は、「脱税の手口」をご紹介するという趣旨を持っています。「脱税の手口」を紹介するということは、当然それはすでに発覚した脱税の手口なのであり、脱税に失敗した方法というわけでもあります。あなたの知らない「脱税の世界」をご案内しましょう。
目次
第1章 脱税とは何か?(「脱税」とは何か?;なぜチュートリアル徳井氏は「脱税」ではなかったのか? ほか)
第2章 医者、住職、政治家…脱税の多い業種とは?(脱税はだれがするのか?;なぜ飲食店は脱税が多いのか? ほか)
第3章 有名人の課税漏れ事件簿(芸能人は脱税しやすい?;徳井氏はきちんと申告したほうが税金は安かった!? ほか)
第4章 さまざまな脱税の手口(なぜ小さなたばこ店が巨額の所得隠しをしていたのか?;住職のFX脱税 ほか)
第5章 グローバル化する脱税(海外に居住地を移せば日本の税金がかからない;海外に住めば住民税も払わなくていい ほか)
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
大阪府出身。元国税調査官。国税局で10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。執筆、ラジオ出演、フジテレビ「マルサ!!」の監修など幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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JMH
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犯罪で得た収益にも課税される話やらプロ野球選手が家族旅行を経費にする方法(事例では詰めが甘くて出来なかったけど)やら脱税多い業界やらサクサク読めて面白かった 著者の経験や感想がハッキリ書かれているのも教科書っぽくなくて読みやすいね2023/03/04
あらびっくり
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脱税の薦めというよりはうまく節税しろよという感じの本でした。チュートリアル徳井に関しては節税行為など全くやっていなくて脱税というよりは単なるズボラであったこと、朝日新聞の消費税の脱税行為に関しては、その後、忖度するために社説の内容を捻じ曲げたことなど、どうしようもない連中の話も満載です。それにしてもやはり朝日新聞は潰すべきだと再認識しました。2020/10/11
りの
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脱税する予定はありませんが、将来的にお金持ちになる予定はあるので読んだ本。「まちがいだらけの脱税入門」というより「脱税失敗図鑑」のタイトルの方が適している気がした。文章や内容は面白い。もう少し深堀りしてほしいなぁと思うところも随所にありますが、やはり難しいのかもしれない。他の本も読んでみたい。2020/06/20