内容説明
明治維新で誰が得をして誰が損をしたのか?そしてニセ金が日本を動かした!?教科書には書けないヤバすぎる幕末史。
目次
第1章 幕府も諸藩も破綻寸前
第2章 財政再建を果たしていた薩摩と長州
第3章 第三の勢力「海援隊」とは?
第4章 幕府財政を立て直した怪物
第5章 長州征伐でついに幕府が財政破綻
第6章 大政奉還と戊辰戦争の金勘定
第7章 幕末経済を動かした「ニセ金」
最終章 維新で誰が得をして誰が損をしたのか?
著者等紹介
大村大次郎[オオムラオオジロウ]
大阪府出身。元国税調査官。国税局で10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。執筆、ラジオ出演、フジテレビ「マルサ!!」の監修など幅広く活躍中。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
61
薩摩藩の躍進は、調所広郷の借金踏み倒しにあるのは有名な話ですが、当時は幕府すらお金がない中、密貿易や借金踏み倒しで財政を立て直したことが、明治維新の起爆剤になったことは間違いないでしょう。どこまで行っても、お金が全てです。2024/07/07
きみたけ
54
とても面白かった😆著者は元国税局調査官で経営コンサルタント、フリーライターの大村大次郎氏。幕末の動乱から明治維新に至る日本の動きについて、お金の流れに焦点をあてることで、これまでの「薩長史観」「徳川史観」とは違った「リアルに躍動する歴史」を示した一冊。この夏休みに桂浜にある坂本龍馬博物館を見学したので、竜馬の活躍や思いが手に取るように理解できました。金貨の改鋳に手を染め後々立ち行かなくなるパターンは歴史を学んでないなと思いました。武士が特権を捨てて改革を進めたことがどれだけ凄いことが思い知りました。2025/09/04
hk
23
■主旨■佐幕派、尊王攘夷派、公武合体派、ロスチャイルド陰謀説…ややもすると明治維新はイデオロギー対立+αで語られがちだ。だがそこにはやはり世俗的な「おカネ」の事情があった。本書は「経済」というものを軸にして明治維新を読み解いている。 ■感想■「第二次長州征伐の蹉跌で幕府財政が大きく傾いた。関門海峡という日本経済の大動脈を薩長が掌握したためだ。…逆経済制裁に苦しむ幕府…。これにて幕府と薩長の力関係が入れ替わり、一か八か幕府は大政奉還という博打に打って出た」 こうした経済面からの怜悧な分析はすこぶる面白い。2018/06/15
№9
21
小栗が贋金作りをしていたという話には驚いた。さらに多くの諸藩も贋金作りに勤しんでいたとは、藩独自に「藩札」を発行して藩財政のやりくりに苦労していた話しは知っていたが、まさかニセ金とは!なるほど言われてみればさもあらんだが、それにしても驚愕!タイトルを「経済で読み解く」ではなく、「お金」としたのもこの辺りからか。また、維新で一番損をしたのは「武士階級」で、一番得をしたのは「農民」というのも驚きだ。維新政府はそれまで武士階級所有であった農地を「無償」で解放したのだと。幕末維新の話しは興味が尽きません。2019/01/12
こも 旧柏バカ一代
17
明治維新のお金の動き。ただでさえ財政が枯渇気味だったのに、比率を利用され外国から金を搾取されたりして幕府の財政が逼迫してたのだが小栗上野介忠順が勘定奉行に就任するや、、万延二分金と言う改悪した新通貨を作成し、その差額の金を元手に横須賀製鉄所と造船所を建設した。これが明治維新後の武器鋳造に貢献して、外国との取引をする幕府直轄の兵庫商社の設立を計画。ただ改悪した万延二分金のせいで米が10倍の価格にインフレを起こしてしまい、恨みを買っていた小栗は鳥羽伏見の戦いの後に自領にいたら捕まり、珍しく処刑されてしまう。2023/08/14
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