内容説明
世界の難局を打開する日本および日本人の精神とは何か。
目次
第1章 『古事記』の伝承
第2章 『万葉集』の心
第3章 仏教の伝来
第4章 日本人の自然観
第5章 武士道と騎士道と女の道
第6章 わび、さび、幽玄の世界
第7章 「尊皇」という潜在意識
第8章 職人文化と日本の技術
第9章 富とは何か?
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。1930年、山形県生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了。ドイツのミュンスター大学、イギリスのオックスフォード大学に留学。ミュンスター大学哲学博士(1958年)、同大学名誉哲学博士(1994年)。深い学識に裏打ちされた鋭い評論で知られる。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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残心
2
渡部先生の自論のエッセンスをまとめた本。 「皇統は『畑』(女性)ではなく、『種』(男性)によって維持するのが原則」 言霊の思想と「歌の前の平等」ーこれこそが「万葉集」を貫く精神。 「日本仏教」になってからの仏教は教養や人生観を重んじるようになり宗教活動は二の次。 発達した封建時代を経験した西欧と日本に、騎士道、武士道が生まれ、共通点は「敵であっても立派な相手は尊敬する」ということ。 「国体は変化すれども断絶せず」 「戦前の右翼は社会主義者」「右翼は国体の衣を着けたる共産主義者なり」 自由の保証はお金(富)2018/09/21
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