内容説明
アメリカの民主化工作=アラブの春を逆手にとり、イスラム国をも利用するアラブ諸国と欧米露の暗闘を暴く。未邦訳の海外文献を多数参照!シリア内戦をめぐる複雑な構図が一目でわかる勢力図入り。
目次
第1章 繰り返されるテロと欧州の没落
第2章 中東諸国の原型となったエジプト
第3章 宗教国家イランを支えるインテリジェンス
第4章 サウジの「エージェント」だったビン・ラーディン
第5章 イスラム国の起源―過度の残虐性はなにに由来するのか
第6章 イスラム国はなぜ宣伝が巧みなのか―「アラブの春」とアメリカの中東政策の転換
第7章 サダム・フセインの亡霊―「偽旗作戦」としてのイスラム国
著者等紹介
柏原竜一[カシハラリュウイチ]
情報史研究家。昭和39年生まれ。京大西洋史学科、仏文科卒。中西輝政氏(京大名誉教授)が主宰する情報史研究会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nori
1
読み難い。2019/07/22
ひょん吉
0
国、主義、宗教、宗派、入り乱れた上での代理戦争。基本的な知識が無いので、中東情報機関の暗躍が描かれた内容は、とても難しかった。テレビの力、ネットの力、SNSの力は、悪を暴くことも出来るし、悪を増殖することも出来る。ちょっと共感したところは、テロリストもリクルート活動(脅してでも)をして、人材育成(人殺しだけどね)をしていくところとか、アルカイーダはテロリストブランドで、FC展開しているようなところ。うちのフランチャイズに加盟すれば、簡単にテロリスト育成出来ますよ的なところ。そして朝ドラ『おしん』の偉大さ!2017/03/30