文春文庫<br> 半分の月がのぼる空〈3〉

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文春文庫
半分の月がのぼる空〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167819040
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

裕一と里香の恋愛を応援したり邪魔したり、不可解な言動が続く主治医・夏目には、一番大切な人を仕事の犠牲にしてしまった過去が?

主治医・夏目吾郎の明かされる過去

裕一と里香の恋愛を応援したり邪魔したり、不可解な言動が続く主治医・夏目には、一番大切な人を仕事の犠牲にしてしまった過去が?

内容説明

里香の主治医、イケメンにして天才心臓外科医の夏目吾郎。性格の悪さと奇妙な優しさで裕一は翻弄されどおしだが、その夏目の青春時代が明かされる。「病人って面倒くさそう」と嘯く、臨床ではなく研究志望の野心家が、地方病院でワガママな子供相手に格闘するようになった陰には、最愛の恋人にして妻、小夜子の存在があった。

著者等紹介

橋本紡[ハシモトツムグ]
1967年、三重県伊勢市に生まれる。97年「猫目狩り」で電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞してデビュー。ライトノベル作家。2005年『猫泥棒と木曜日のキッチン』以降は一般文芸作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

37
再読。難病に侵された少女と、肝炎に罹り入院していた少年の恋の物語の3冊目。祐一のことを嫌う医者・夏目吾郎の過去が明らかになる話。切ないなぁ。正直、今でも夏目のことは好きになれないけど、彼の最愛の人との話は読んでいて泣けるくらい心に突き刺さりました。夏目の過去と祐一と里香の現在が合わさることで、ただでさえ泣ける内容がより泣けるものになっていたような気がします。残すところあと1冊ですが、祐一と里香の未来に待ち受けるものは何なのか。じっくりと楽しみたいと思います。2016/04/05

パフちゃん@かのん変更

35
里香の術後が気になるのに、山西の話や夏目の過去の話が飛び飛びに入って読みにくかった。夏目が裕一につらく当たるのにはそういう理由があったんだな。途中、裕一が24歳になって上司の女性といい関係になりそうでびっくりしたが、夢で良かった。裕一と里香にハッピーエンドはあるのか・・・4巻へ続く。2013/10/08

ソラ

28
夏目の過去が語られた3巻。夏目と小夜子さんの掛け合いが楽しかった、それだけに1年間の闘病ののちに…というのが悲しかった。里香と裕一にはせめてという気持ちになる。2013/08/15

ぬー

10
4巻へ。★4.52017/04/02

zaki

9
今回もとても感動する内容だった。そして、今回は文章の構成の仕方が上手いなと思いました。夏目先生の昔話とそれを亜希子さんに語る今の夏目先生の話と裕ーが語り部の話が300ページの中で少しずつ小出しにして描かれていたので今とのギャップがあったりして楽しめて読むことが出来た。小夜子さんみたいな奥さんが欲しいなー。2013/08/23

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