内容説明
ある日、突然、投資家の間に、「日本の国が発行する国債の信用力に疑問がある」との疑心暗鬼が生じ、わが国の国債市場は一気に混乱して、価格が急落=流通利回りが急上昇することが考えられる。それが、まさに、「日本がギリシャになる日」だ。
目次
序章 失われた二〇年(名目GDPは二〇年前の水準;急降下する国際競争力 ほか)
第1章 日本が財政悪化に直面するとき(莫大な借金を抱える日本;日本がギリシャにならずにすんでいる理由 ほか)
第2章 経済構造の大変化=多極化する世界(砂上の楼閣の崩壊;金融への依存 ほか)
第3章 わが国の行く末=四〇年後の日本(デフレ問題;金融危機の発生と新興国との競争 ほか)
第4章 まだ間に合う日本経済復活の道筋(英国病―イギリスの「失われた二〇年」;日本企業の高い技術力 ほか)
著者等紹介
真壁昭夫[マカベアキオ]
1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業。ロンドン大学経営学部大学院(修士)卒業。76年第一勧業銀行に入行し、メリルリンチ社ニューヨーク本社出向、みずほ総研主席研究員などを経て、信州大学経済学部教授。慶応大学理工学部と立教大学経済学部の講師も兼任。2007年から行動経済学会常任理事、10年からFP協会評議委員などもつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。