出版社内容情報
私たちは、テレビ、ラジオ、新聞やネットを通じ、あらゆるニュースを“知る”ことができる。しかし一方的に受け取るニュースや情報は断片的な事実しか伝えず、その背景が見えこないと事実の意味や問題点は見えてこない。そこで本書は、私流のニュースの読み方を、現在の日本および世界情勢の具体的な事件や出来事をベースにしながら提示してみた。知識を深めると同時に、あなたならではのニュースの裏の読み方を編み出してみて欲しい。
はじめに
第1章 破綻と再生を繰り返す世界経済を見通す
第2章 今ある日本の大問題を見通す
第3章 アメリカという大国の実像を見通す
第4章 中国・ドバイ・EU・・・世界を駆けめぐった大ニュースを見通す
おわりに
内容説明
情報のつかみ方、歴史の読み方、今さら人に聞けない世の中のしくみを20の出来事にわけてズバリ解説します。
目次
第1章 破綻と再生を繰り返す世界経済を見通す(航空業界のお財布事情から日本航空問題を読む;「ハブ空港」と日本の航空業界の遅れを読む;GM破綻からアメリカ年金制度の闇を読む;世界金融危機発生の仕組みを読む;ドルの終焉は近い?新しい国際通貨をめぐる動きを読む;GDP世界第2位・中国の本当の姿を読む)
第2章 今ある日本の大問題を見通す(日本経済を見通す数字を読む;日本経済はデフレからどう脱却すべきかを読む;明らかになった密約から歴史の暗部を読む;普天間問題と米軍再編を読む;小沢氏・起訴相当で注目を浴びる「検察審査会」の仕組みを読む)
第3章 アメリカという大国の実像を見通す(オバマ政権が抱える問題からアメリカの現状を読む;バーナンキFRB議長の手腕を読む;WTIから世界の原油価格決定の仕組みを読む)
第4章 中国・ドバイ・EU…世界を駆けめぐった大ニュースを見通す(グーグルと中国の戦いから中国ネットユーザーの本音を読む;ドバイ・ショックとは何かを読む;ドバイで起きたある暗殺事件と関連国の思惑を読む;泥沼化するアフガニスタン問題を読む;EU新大統領誕生の裏にある本音を読む;深刻な状況が続くソマリア沖か海賊問題を読む)
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年生まれ。長野県松本市出身。慶應義塾大学卒業後、73年にNHK入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て東京の報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。94年から「週刊こどもニュース」で初代お父さん役を務める。2005年にNHKを退社し、現在はフリージャーナリストとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nonnomarukari(ノンノ〇(仮))
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ティス@考える豚