内容説明
「訴訟大国」アメリカの悲惨な現実を踏まえ、米国弁護士でもある著者が、日本の将来を赤裸々に分析。社会全体が「クレーマー化」していく恐ろしい現実が、すぐそこまで来ている。
目次
第1部 法化社会の真実(裁判員制度と陪審員制度;司法へのアクセス(弁護士)問題)
第2部 「濫訴社会」が上陸する(「権利の偏重」が招く恐ろしい未来;訴訟好きなアメリカ人;珈琲訴訟とPL危機;濫訴社会の原因)
著者等紹介
平野晋[ヒラノススム]
1961年東京生まれ。中央大学総合政策学部教授、米国(NY州)弁護士。中央大学法学部法律学科卒業後、コーネル大学大学院(ロースクール)修了、博士(総合政策、中央大学)。企業派遣で留学したコーネル・ロースクール修了と同時に、ニューヨーク州の法曹資格試験に合格。同校在学中には法律論文誌の編集員に選抜される。その後、(株)NTTドコモ法務室長などを経て現職。「契約法」「不法行為法」「企業法務」「インターネット法」などの実践的法律学を指導すると同時に、「法と経済学」「法と文学」などのアメリカ学際法科目も担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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