トヨタの闇―利益2兆円の「犠牲」になる人々

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784828413990
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C0036

内容説明

実は「プチ北朝鮮」的な顔を持つ、日本が誇る世界企業トヨタ。ひた隠しにしている犠牲者の惨状や、広がる「反トヨタ世界キャンペーン」の実態を、独自に入手した資料とともに公開、警鐘を鳴らす。

目次

第1章 トヨタの本質はなぜ報じられないか―広告料日本一の圧力
第2章 トヨタの社員は幸せか―職場環境の実態(トヨタの働きやすさ評価;トヨタで死んだ30歳過労死社員の妻は語る;闘う労組「全トヨタ労働組合」委員長は語る)
第3章 トヨタ車の性能は高いのか―実は欠陥車率99.9%
第4章 下請け社員を苦しめていないか―「自動車絶望工場」のトヨタ下請け(過酷勤務とパワハラでうつ病になったデンソー社員;トヨタ系列「光洋シーリングテクノ」の偽装請負)
第5章 世界での評判―広がる反トヨタキャンペーン(世界45カ国で「反トヨタ世界キャンペーン」;「世界のトヨタ」工場でストリップショー、「触れ合い」活動で女性にお触り;フィリピントヨタ労組委員長が語る勤務中全身火傷社員の解雇)

著者等紹介

渡邉正裕[ワタナベマサヒロ]
(株)MyNewsJapan代表取締役、編集長、ジャーナリスト。1972年東京生れ。慶應大学総合政策学部卒業後、日本経済新聞記者、IBMビジネスコンサルティングサービスコンサルタントを経て2004年、MyNewsJapan設立

林克明[ハヤシマサアキ]
ノンフィクション・ライター。1960年、長野県生まれ。業界誌記者を経て89年より週刊誌記者として働く。チェチェン戦争や環境問題をはじめ、社会問題を主なテーマとする。2001年「ジャーナリストの誕生」で第9回週刊金曜日ルポルタージュ大賞受賞。著書に『カフカスの小さな国チェチェン独立運動始末』(第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

22
トヨタの事を知りたければどーぞ。2015/04/26

あこ

6
上司からの課題本。広告費が巨額の企業への見方が変わったかも。いい会社とは一体なんだろう。2017/02/02

うまとら(仕事が多忙のため休止中)

6
自動車業界から離れて5年。あのリーディングカンパニー、トヨタの昨今の事件を見て本書を手に取りました。筆者の意見、立場が極端すぎます。マスコミの好きな善悪、白と黒をくっきり区分けする手法には辟易した。生産管理や調達の人間が出世するのが何が悪いのか?まるで現場の人間が出世しないのはダメな会社と言うような言い方だ。製造業を全く理解していない人間が書いているのだろう。一面だけ捉えて全体を非難するやり方は卑怯であり、全く意味を感じない2010/03/20

shinyanya

4
僕は現在就活をしている大学3年生だ。「世界のトヨタ」、「日本のトップメーカー」。この響きが学生には強烈な印象を与える。「自分も世界のトヨタで働きたい!」多くの学生は直感的にこう思うのではないだろうか。いわゆる人気企業ばかりを志望して就活する学生は、本書を読んでどんな感想を抱くだろう。人気者に対する僻みとして無視すべきものなのだろうか。トヨタだけは例外なのだろうか。「有名大企業に就職=正解」ではないことを改めて感じさせられた。とはいうものの、偏差値教育を受けてきた僕は、未だ頭の片隅で正解を求めてしまってる。2011/02/26

Humbaba

4
日本を代表する企業トヨタ。それに関する情報は好意的なものが大半である。それはトヨタの魅力のおかげというよりも、その広告費に因るところが大きい。マスコミだけでなく、国の機関も消費者ではなくトヨタのほうを向いて情報を流している。2009/04/04

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