内容説明
日本社会の根底には、たぐいまれなる安定性と継続性とでも呼ぶべき特質が連綿と流れていて、それが日本人の価値観をつくっている。本当の危機が来れば、日本民族は何らかの知恵を出す。日本人はどんなに世界が変わっても対応していく無限の適応力を持っている。二〇世紀の重厚長大な近代文明の時代が終わった今こそ、日本人が持っている文明的優位性のユニークさを発揮できる。21世紀の日本人が知っておきたい政治・歴史の真実。
目次
序章 首相の靖国参拝はもはや外交問題ではない―毅然たる態度が国益を守る
第1章 日米同盟こそが日本の繁栄を守る―日本の「外交力」を検証する
第2章 一〇年後、アジア情勢はこうなっている―中国、北朝鮮、台湾の動きを読む
第3章 二一世紀の日本ーダーはどうあるべきか―歴代首相の功罪を検証する
第4章 集団的自衛権なき日本は半独立国家―危機迫る日本の安全保障を憂う
第5章 皇室の危機をどう乗り切るのか―天皇制の歴史的意義を語る
第6章 二一世紀は日本の時代か―日本文明の世界史的意義を問う
第7章 クール・ジャパンが世界を席巻する―日本人の生き方を考察する