内容説明
初めて公けにされた皇居の“特別なお場所(賢所)”と、平安時代からのしきたり、祭祀…五十七年もの間宮中に勤めた著者が、いまその歳月を語る。
目次
内掌典の御用
次清のこと
お正月の御用
お正月の御神饌
節分からの御用と候所の行事
六月からの御用
着物のこと
昭和天皇・皇后両陛下の想い出
内掌典の重儀
御大礼
今上陛下・皇后陛下のこと
上がりましてからのこと
戦中戦後のこと
父母のこと
入院のこと
賢所の四季
インタビューを終えて
著者等紹介
高谷朝子[タカヤアサコ]
宮内庁元内掌典。日本マナー・プロトコール協会顧問。大正13(1924)年6月26日、滋賀県大津市生まれ。昭和17(1942)年、滋賀県立大津高等女学校卒。戦争中の昭和18(1943)年6月1日、内掌典を拝命。以後57年間に渡り皇室の神事、賢所や候所の伝統を護る御用に邁進。終戦から昭和天皇崩御までの激動の昭和期を皇居内で過ごし、御大喪、御大礼、皇太子殿下御成婚、今上陛下御即位10周年を経た後の平成13(2001)年3月31日退職。交替制が定着した現在の内掌典の中で、生涯をかけて伝統を継承した最後の貴重な存在。現在は、内掌典として神に捧げた半生を振り返りつつ、静かに余生をおくる
明石伸子[アカシノブコ]
日本マナー・プロトコール協会理事・事務局長。昭和31(1956)年4月24日、神奈川県川崎市出身。昭和54(1979)年、青山学院大学経済学部卒。日本航空に客室乗務員として入社後、大手人材派遣会社の役員秘書、コンサルティング会社を経て1996年、有限会社ブライトン設立。マーケティングリサーチ、教育研修、CS指導および、企業エグゼクティブ、政治家等を対象としたイメージトレーニングなどを手掛ける。平成14(2003)年3月、日本マナー・プロトコール協会設立。マナー・プロトコールの研究や普及、マナーに関わる通信教育の開発、「マナー・プロトコール検定」の実施等に力を注いでいる。大正大学特別招聘講師(サービスとマナー)。財団法人中小企業レクリエーションセンター評議員など兼任
太田さとし[オオタサトシ]
昭和41(1966)年埼玉県生まれ。新聞記者を経て、現在フリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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