目次
1 ニューヨーカー短編集を食べてみよう
2 ずっと遠くでイーグルスが歌った
3 ルポ:トルーマン・カポーティを読みながら
4 大陸横断列車に乗ったマヨネーズ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
43
コピーライターの大御所、秋山晶が1980年から1999年まで販売されていたキューピーアメリカンマヨネーズの為に書いた郷愁を誘う広告文と写真の数々。古い映画やドラマでお馴染みのダイナーがずらり、アムトラック鉄道が絡む風景。画一的な世の中になる前のオールドアメリカをふんだんに感じさせる。とはいえ広告の域を出ていないので、真夏の午睡で見る夢のように印象は立ち消える。でもカポーティーを無性に読みたくなるなあ。文章には必ずマヨが入るのがルール。ターキーサンドイッチがやたらと食べたくなってくる。フライドオイスターも。2020/03/13
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- 和書
- 草のつるぎ 文春文庫