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出版社内容情報
2045年、AIが人類の知能を超えると予言されている。もし現実となれば、すべての判断をAIに委ねる世界が訪れるのだろうか。
「はじめに」より
神はこの世を創造した存在であり、創造の後も、その力は地上に及んでいると考えられてきた。その神が退場してしまったとき、人間は、それに代わっていったい何を拠り所にすればいいのだろうか。宗教が人類の歴史とともにはじまり、大きな影響を与え続けてきたのも、それが死生観のみならず、世界観を生む基盤となるものだからである。
人間はこれから、AIを神として崇めるようになるのだろうか。もしシンギュラリティが訪れるとしたら、それは十分に起こり得ることなのである。
内容説明
AIが神になる日が訪れるとしたら?AIに人間が支配され、ひれ伏す以外の未来があるのだろうか?2045年に訪れると予言されたシンギュラリティとは?
目次
1 AIは美空ひばりを、グレン・グールドを蘇らせる
2 AIの申し子、藤井聡太は神の子なのか
3 そもそも神とは何なのか?
4 AIは神の領域に近づく
5 ゾーンに入るという経験
6 AIの純粋経験
7 新たなる知性の登場
人類が生み出した全知全能の存在は神になりうるか?
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業、東京大学大学院人文科学研究課博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は作家、宗教学者、東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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