出版社内容情報
「温熱」の効果はすでに多くの読者が知っており、「温めることはカラダによい」「冷えはカラダに悪い」という認識をもっている。また、「温熱療法」「温めて症状を改善する」「冷えとり」「体温を上げる効果」に関する書籍も多数出版されている。
他方、体調不良の原因がわからず、不定愁訴や慢性疾患に悩む人が増えている。クリニックを受診しても原因を特定できないことが多く、「加齢によるもの」「ホルモンバランス」「更年期」「ストレス過多」などとあいまいな要因を示し、表層に現れている症状を抑えるクスリを処方し、「しばらく様子を見ましょう」ということになる。
これら原因が特定できない疾病や症状は、多くの場合「自律神経失調症」とされることが多い。つまり、何らかの要因で自律神経の働きが乱れ、それがさまざまな疾病や症状につながっているということである。
そこで本書では、「温熱」や「注熱」によって自律神経に刺激を与え、自律神経の働きをととのえることによって、原因不明の体調不良を改善する方法を示した。
内容説明
温熱療法はなぜ効くのか。辛すぎる腰痛、肩こり、関節の痛み、重度の冷え性、リウマチ・膠原病、がん、慢性病、生活習慣病。
目次
第1章 医療現場から驚きのレポート―こんなにもすごい「温熱」の効果
第2章 なぜ冷えると病気になるのか
第3章 自律神経を狂わせる“冷え”の正体
第4章 毎日の「温活」で“冷え”をとる
第5章 自律神経をととのえる最良の方法「熱刺激」
第6章 診断即治療の実例とセルフケアによる温熱治療の実例
第7章 がん治療に効果絶大「温熱・免疫療法」
著者等紹介
川嶋朗[カワシマアキラ]
神奈川歯科大学大学院統合医療学講座特任教授。統合医療SDMクリニック院長。医師・医学博士。北海道大学医学部医学科卒業。東京女子医科大学大学院医学研究科修了。ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院、東京女子医科大学などを経て現職。自然治癒力を重視し、近代西洋医学と補完代替医療を統合した医療を日本の医療系の大学で実践中。冷え研究の第一人者で、また「よりよく生きる」「悔いのない、満足のいく人生を送る」ための心得として、「自分の理想的な死とは何か」を考えるQOD(クオリティ・オブ・デス=死の質)の提唱者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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