角川SSC新書
2010年南アフリカW杯が危ない!

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  • サイズ 新書判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784827550269
  • NDC分類 302.487
  • Cコード C0295

内容説明

2010年のサッカーW杯は、史上初めてアフリカ大陸で行われる。開催地に選ばれたのは、南アフリカ。毎日約50件の殺人事件が起こる世界有数の犯罪都市である。他にもスタジアム建設の遅れ、インフラの不備、宿泊施設の不足…数々の問題が指摘されているこの国で、世界最大のスポーツイベントは、本当に開催できるのだろうか。そして、そんな危険地帯をW杯の開催地に選んだFIFAの真意とは。気鋭のスポーツライターが現地に飛び、徹底取材を敢行した。

目次

序章 ブラッター発言の波紋
第1章 スタジアムの完成は間に合うのか
第2章 南アフリカの治安問題は解決するのか
第3章 宿泊施設と交通手段は足りているか
第4章 なぜアフリカで開催しなければならないのか
第5章 南アフリカに協力する先進国の思惑
第6章 バファナ・バファナと南アフリカサッカー史
第7章 インターナショナル・メディアツアーへの招待
第8章 導き出された2つの結論

著者等紹介

木崎伸也[キザキシンヤ]
1975年1月3日、東京都生まれ。金子達仁のスポーツライター塾を経て、フリーに。2002年日韓ワールドカップ後、スポーツ新聞の通信員としてオランダ・ロッテルダムへ。高原直泰のドイツ移籍に伴い、ハンブルクへ移住。その後フランクフルトへ居を移し、欧州を中心に精力的な取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

コサトン@自反尽己

3
いよいよあとふた月と迫った南アW杯。 初めてアフリカ大陸で開催されるW杯となるが、南アフリカという国がこのような世界最大の大会を受け入れられるだけの国力を、現状持ち合わせているのか気になっていた。 読む前から不安視してはいたが、読んでみてよりその思いは強くなり、改めて「最悪の事態」も覚悟しなければならない可能性が高いのだと感じた。 改めてアパルトヘイト後の南アの治安の悪さ、そしてブラッター会長の笑顔の裏にある計算高さを知った思い。 安全に大会の1ヶ月が過ぎることを心から祈りたい。【図】2010/04/04

Humbaba

1
ワールドカップを南アフリカで開催する。それはアフリカで初めてのワールドカップという快挙である。ただし、それはすべて成功すれば、という条件がつく。今のアフリカの状況はとても成功するとは思えないものである。2010/04/21

Stella

1
南アフリカ共和国の治安の悪さや宿泊施設・交通手段・電力問題など失敗要因の指摘と、それでもFIFAや先進各国、そして南アフリカ自身がW杯を成功させなければならない理由を端的に。2008/05/17

カモメ

0
なんでこんな危険な国でW杯が行われるのか、本を読んでいくうちに疑問を感じたが、それくらいW杯の国に与える大きな影響を感じた。また、FIFAやアフリカ人の意思を思うと、そんなに簡単に開催地を変更できないし、多分、南アで開催されると思う。だからこそ、この現状をどうにか改善していかないといけないし、、観戦しに行くファンもこの現状を知る義務がある。 (当時のメモ)当時のメモを読み返すと、南アでの開催は、かなりリスクが高いものだったことが分かる。多少の不便や事件はあったみたいだが、ほぼ無事に終わって本当に良かった。2008/12/28

satoben

0
章の構成に違和感。南アフリカの現状を実体験をもとに書いている。南アフリカの現状、経済状況などを知れたのがよかった。あとFIFA会長の話とか。経済状況と治安は比例するのだろうか。とりあえず日本は安全「すぎる」と感じさせてくれた。2010/05/24

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