内容説明
五七の句を繰り返すやまと歌は、自然に発生したのではなく、行政が整えた儀式の音楽として、七世紀に生まれた。日本語の歌と儀式とのかかわりを中心として「和歌以前」の姿を描き出す。
目次
第1章 儀式やその後の宴会の席で日本語の歌をうたっていた
第2章 仏教の供養として日本語の歌をうたう
第3章 和琴の種類とはたらき
第4章 七、八世紀の日本の音楽制度
第5章 唐風化政策によって文化意識が変わる
第6章 和琴の伴奏で日本語の歌をうたう
第7章 八世紀の日本社会のなかの音楽と日本語の歌
第8章 儀式の音楽の歌から文学作品の和歌へ
著者等紹介
犬飼隆[イヌカイタカシ]
1948年名古屋市に生まれる。1977年東京教育大学大学院博士課程単位取得退学。現在、美夫君志会理事、博士(言語学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件