内容説明
帝国日本からみた統治技術としてのスポーツ、植民地朝鮮からみたナショナリズム高揚のためのスポーツ、双方の思惑とスポーツの実際にせまる。
目次
1 朝鮮統治技術としてのスポーツ―帝国日本の視点(朝鮮神宮競技大会の創設と展開―支配の象徴;皇国臣民体操と武士道精神―同化の思想と身体;総力戦体制下の身体管理―支配の強制力と柔軟性)
2 朝鮮民族のナショナリズムとスポーツ―植民地朝鮮の視点(民族的コンプレックスと朝鮮民族の身体―近代性とナショナリズム;普成専門学校のスポーツ活動―競技力の向上と民族的抵抗;オリンピック参加の期待と苦悩―植民地支配と朝鮮人選手のジレンマ;スポーツの英雄と対日協力―孫基禎の栄光と憂鬱)
著者等紹介
金誠[キンマコト]
キム・ソン。1974年、兵庫県神戸市生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程単位取得退学。博士(学術)。現在、札幌大学地域共創学群教授、専攻はスポーツ史・朝鮮近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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