出版社内容情報
律令国家への体制的転換である「大化改新」が歴史的事実かどうか、『孝徳紀』のなかの詔を逐一吟味し、客観的に考察。
目次
序章 『孝徳紀』への疑い
第1章 六四〇年代の東アジア
第2章 『古事記』『日本書紀』への過程
第3章 「大化改新」の研究方法―改新詔の史料的検討を中心に
第4章 品部廃止詔の検討
第5章 皇太子奏請文の内容
第6章 郡県化による公民化の考察―東国国司詔を中心に
第7章 旧俗改廃の詔の検討
結章 壬申の乱と「大化改新」―『書紀』の「近代史」構成の課題
著者等紹介
山尾幸久[ヤマオユキヒサ]
1935年中国東北地方(旧満洲国)撫順市に生れる。1966年立命館大学文学部史学科卒業。1968年同大学大学院文学研究科修士課程修了。1969~96年立命館大学文学部勤務。立命館大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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