内容説明
本書は幕末の江戸文化を代表するもののうち浮世絵を中心として、その時代的変化や特性、とくに風刺画を中心として取りあげたものである。そのほか歌舞伎や流行神についても触れた。
目次
第1編 天保改革と文化統制(天保改革と出版統制;国芳画「源頼光公館土蜘作妖怪図」;天保改革と浮世絵;天保改革と歌舞伎取締り―三都と遠国奉行支配地を中心として)
第2編 幕末の浮世絵と世相(嘉永期の浮世絵と江戸の評判;文久の「はしか絵」と江戸の世相;描かれた幕末の流行神)
第3編 幕末の風刺画(幕末の政治風刺画;幕末風刺画の流れ;幕末維新の風刺画)