日本古代婚姻史の研究〈下〉

日本古代婚姻史の研究〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 425,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784827310962
  • NDC分類 385.4
  • Cコード C3021

出版社内容情報

日本古代の家族およびその一属性である婚姻が後世や現代の家族・婚姻とどう異なるのかを具体的に考察する。古代の単婚以前の対偶婚の存在を、姦通、強姦、買売春の不在、性愛の特徴等から、現水準の歴史学・文化人類学の成果をも取り入れながら、展開し実証する。従来の家父長制家族の成立を前提とする“日本の古代社会論”の再構築を迫る書下ろしの労作。

目次

婚姻の本質(対偶婚から単婚へ)
律令国家における嫡妻・妾制について(律令条文における嫡妻・妾制;律令・籍帳以外での嫡妻・妾制)
大化2年3月甲申詔での対偶婚的様相(当詔の研究史の検討;当詔の構成と歴史的意義に関する私見;婚姻習俗の禁止に関する各項の検討;婚姻習俗の禁止に関する各項の歴史的意義―他の諸項の意義とも関連して)
婚姻の具体的形態(婚姻居住規制の研究史―1960年代までの;婚姻居住規制の実態)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YY

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全体としては面白い。上だか下だかで姦について述べるところも、日唐の姦概念の差異に触れ、非常に興味深いが、律令の読み方に関して若干怪しく、また、観念と実現について混乱があるように思え、注意深い検討を要す。ちなみに、某氏による書評に対する反論を『史林』(だったか)でしているが、頭に血が上っているさまは必読。2012/12/14

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