目次
不可解な注記とどう付き合うか―『万葉集』をテキストとして読むために
生と死のあわい―天智天皇挽歌と天武天皇挽歌を通して
想像された儀礼としての「望国」
天武朝の年中行事と人麻呂歌集
景物としての枕詞「丹穂鳥」―人麻呂歌集二四九二番歌の文字表現をめぐって
「あかねさす日は照らせれど」考―人麻呂「日並皇子挽歌」における「日」と天武皇統
萬葉集巻十三は替え歌歌集か―類歌性や無名性、歌の分離接合などから
巻十六「怕物歌三首」について
家持帰京後の宴歌
続・欽明紀の編述
二者相闘の欽明紀―利害調停の対新羅政策、その契機として
郷歌と義字末音添記法の背景
ヨハ(夜半)考―『万葉集』における「三更」の訓みをめぐって