内容説明
本書は、『万葉集』に現れる字余りの現象について、その性格と意味とを明らかにすることを試みたものである。
目次
第1章 『万葉集』字余りの研究・序説(古代和歌と字余り;万葉和歌の字余りと唱詠法)
第2章 短歌の字余り(短歌・奇数番句の字余りと訓法;短歌・偶数番句の字余りと唱詠法(上)―「連体修飾句+名詞句」の構成をもつ句を中心に
短歌・偶数番句の字余りと唱詠法(中)―二文節から成る句を中心に
短歌・偶数番句の字余りと唱詠法(下)―短歌・偶数番句の全般を問題として)
第3章 長歌・旋頭歌の字余り(長歌の字余りと唱詠法(上)―五音句・結句の場合
長歌の字余りと唱詠法(下)―七音句の場合
旋頭歌の字余りと唱詠法)
第4章 「非単独母音性の字余り句」について(「非単独母音性の字余り句」と訓法;「非単独母音性の字余り句」と句切り;「非単独母音性の字余り句」の類型)
著者等紹介
山口佳紀[ヤマグチヨシノリ]
1940年生まれ、東京大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程中退、文学博士。東京大学助手を経て、聖心女子大学教授。日本語史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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