出版社内容情報
世の中に何倍も優秀な人なんて存在しない。そう「思われている」だけ――
上にいる人たちは、2倍優秀なのではなく、2倍優秀に「見せる」ことで、今の地位を手に入れている――
そう語るのは、1週間で683億円の売上を達成した、元「楽天市場」史上最年少プロデューサー。
著者がそんな成果を打ち出すことができたのは、ズバリ「ハッタリ」を駆使したから。
ビジネスのあらゆる局面でハッタリを駆使することで、仕事を爆速で進め、クライアントや上司の信頼や評価を勝ち取って、キャリアを築いてきたといいます。
ハッタリと聞くと「人をだまして自分を大きく見せること」といったイメージを抱きがちですが、それはまったく違います。
ハッタリとは、まず選んでもらうため、すなわち、チャンスを掴むためのもの。
その後の全力の“辻褄合わせ”とセットで使うことで、信頼と実績を積み重ねることができるのです。
いわば、自分で見えない世界を描き、それを実現していくための最初の一歩です。
ハッタリができる人とできない人とでは、できる人が評価される。
これは疑いようのない事実です。
それならば、ハッタリを使わない手はありません。
あくまで真摯な“辻褄合わせ”とセットで使うハッタリの効果について、本書で実感し、ビジネスシーンでお役立ていただければ幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
14
他人より2倍3倍も優れた人はいない。ハッタリやアピールの仕方によってチャンスをつかんだり自分をより良く見せたりできるかどうかが人生を分ける。伝統工芸やブランド品もハッタリを上手に駆使して高価な価値を確立してきた。安売りや過度な謙遜は自分の価値を自ら落としているようなもの。強気の値段設定。即断即応。まずはハッタリをかまして後から辻褄を合わせる。2024/11/29
リン
7
これ、結構深いぞ。自分の保身のために「身の丈にあったことしか言わない」のは、自分の成長を止める。虚言ばかりを並べるのは違うが、自分の中で「こうしたい」「こうできるとよい」というのを描いて、それを口にすることでチャンスをもらい、その結果チャンスに応えて辻褄を合わせて報酬と成長を勝ち取る。この繰り返し。 人間の心理と自分の魅せ方、ストロングポイントを分かっておく必要があるんだろうね。マーケの思考とも非常に近いものを感じる。あとは自分の成長や未来にしっかり向き合う人ほどハッタリをかます、という感覚も持った。2025/01/18
ポップ430
3
2倍良く見せるハッタリ力!2024/10/19
rockman
0
読みやすい。ポイントに色付けしてあるし、内容がライト。 正しいことが書いてあると思うが、自分を大きく見せることと、相手の期待値を適正に設定するというのは少し矛盾しているように感じた。 また、この本自体が大きなハッタリ、内容については特になんでもいいのでは、といったメタ視点で見てしまう笑2024/12/14