出版社内容情報
現場のモチベーションが上がらない、現場の事故やトラブルが増えているのは、〝コミュニケーション〟が足りないこと。あるいは適切なコミュニケーションをとっていないから。利用者の心理を読み取ったり、現場スタッフの人間関係を整えたり、メンタルカウンセリングを行なったりするなど、個々の具体的な問題事例に即して、現場を変える方法、改善するコミュニケーションの取り方の基本を解説。「人がすぐ辞める」介護現場には何が足らないのか。いますぐ辞めてもらいたいスタッフにはどう切り出したらいいのか。言いたいことが言えない不平・不満が充満している介護現場をどう変えたらいいのか。挨拶しない、遅刻する人への対応法、急な残業・勤務変更など、職場の基本的なルールをみんなで共有するためには何が必要なのか。スタッフ同士のおしゃべりばっかりの現場にうんざり、どうすればいいのか。パートになんでもかんでも押し付ける仕事のやり方をどうにかしてほしい。現場職員の間になんとなく形作られる〝ヒエラルキー〟を取っ払うにはどうしたらいいのか。介護現場の職員間の陰湿なイジメをどうなくしたらいいのか。現場に責任を取ろうとする人がいないのが問題なのだがどうしたらいいのか。地域連携をスムースに進めるにはどんなコミュニケーションスキルが必要なのか。今後益々高齢化が進む中、地域に必要とされるのは、介護職員のプロの知識。そうした知識の普及のためにもコミュニケーションスキルが重要になってくる。介護現場で事故・トラブルが起こったときの「緊急対応マニュアル」をどう作り、どう周知徹底させたらいいのか。現場リーダーに責任感を持たせるためには何が必要なのか。などなどコミュニケーションで現場の問題を解決するための一冊!
内容説明
あなたがはじめる現場の「問題解決脳」の磨き方入門。「介護の仕事になんか就かなければよかった」となる前にやっておきたい、現場改善の考え方・進め方実践教科書!!
目次
第1章 残念なスタッフを一瞬で変えるコミュニケーション術(ケアの仕方が日々ちぐはぐで「継続性がない」。どうアドバイスしたらいいの?;「できないのだから仕方ない」と開き直って反発してくるケア担当職にどう対応するか ほか)
第2章 困った上司が一瞬で変わるコミュニケーションのコツ(「残念な上司こそ、自分を成長させてくれる」と発想を転換すると働きやすくなる!!;怒鳴りつける、意見を頭から否定する、「役割を心得違いしている」管理者にどう対応するか ほか)
第3章 あなたがはじめる!介護現場の「もんだいかいけつ」の基礎知識“問題解決脳の鍛え方”(介護現場は問題だらけだけど、では「問題」っていったい何?;現場の「問題」にはどのようなタイプがあるのかを把握しよう ほか)
第4章 「介護の仕事、これからもやっていけるかな」と思っているあなたへ贈るいくつかのアドバイス(介護福祉士の仕事にはやりがいが感じられない。辞めようと思っています;介護職は給与が安いし、仕事は厳しいし、利用者には文句ばかり言われるし、心が冷えてしまいます… ほか)
著者等紹介
諏訪免典子[スワメンノリコ]
看護学修士(老年看護学)。看護師、介護支援専門員、産業カウンセラー。職務歴:日本医科大学付属病院、原三信病院、久我山病院の病棟勤務を経て、訪問看護ステーション所長。NPOシルバー総合研究所において高齢者ケアに関する調査研究、研修企画運営に携わる。現在は、株式会社ケイツーマネジメントにてケアコーディネーターとして、「働く人の健康管理と介護予防」をテーマに企業の健康管理(産業看護)に携わる一方、地域における看護、看取り期におけるケアのあり方を思索しつつ看護実践をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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