内容説明
“ハイブリッドOMOTENASHI”が日本を変える!ガラパゴスJapanを進化させる、新しいホスピタリティーの作り方―「ザ・プラザ」で10年間マネージャーとして学んだ「無駄なおもてなし、儲かるおもてなし」。
目次
序章 日本のサービス業はなぜスタッフが辛い思いをするのか?
第1章 なぜ日本人ゲストはかくもエラそうな態度をとるのか?
第2章 なぜ日本のサービス業界は働きにくいのか?
第3章 ガラパゴス化された日本のサービス業の未来像
第4章 サービス業のシステムを進化させる方法
第5章 “おもてなし”ワーキングスタイルを進化させるために
第6章 「おもてなし社会」を進化させるために
著者等紹介
奥谷啓介[オクタニケイスケ]
インターナショナル・ホスピタリティー・インダストリー・スペシャリスト。1960年東京生まれ。ニューヨーク在住。慶應義塾大学卒。ウエスティンホテルズセールスオフィス勤務の後、1989年よりウエスティンホテル・シンガポール、ハイアットリージェンシー・サイパンを経て、1994年からニューヨークのプラザホテルでアジア地区営業部長を10年間務める。2005年から世界のホテルに詳しいスペシャリストとして、執筆、講演、コメンテーター活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Satoshi Yasugi
1
ゆとり教育についての記載が興味深い。「勉強時間を短くして宿題を少なくしたことで、子供たちが得たものは、’ゆとり’ではなく、単なる'楽'だった。楽をさせれば怠惰が生まれ人は劣化していく。大人の世界でいえば、劣化した人は仕事ができずにお金が儲けられない。そしてお金がなければゆとりを楽しむこともできない。」なるほど・・・。日本が負け続けるわけが明確に記載されている。2012/05/27
いもムシ
0
就活中に読みました。ホテル業界の研究、また日本のホテル業界(これはサービス業全体に言えることだと思いますが)の欠点について、米国のサービス業と比較して書かれてあり、非常に勉強になりました。特に日本の行き過ぎたおもてなし、サービスを改めるには、「お客様は神様ではなく、王様である」という考え方を常識とすることが必要ですが、サービスの受け手である私達の意識(行き過ぎたサービスが普通であると捉えてしまっている)の改革が必要不可欠だと思います。2016/06/23
Kaoru Hayashi
0
日本のサービス業は、「お客様が神様」という意識が根付いてしまったので、離職率が激しい。日本は人材が素晴らしかったから、システムを変えてこなかった。これからの時代に向けて、じぶんに出来る事って何かなーって考えました(^^ゞ2014/02/15