内容説明
降格制度について、人事制度が本当の意味での成果主義を実践していくためという視点、そしてポストあるいは役職の徹底という視点で解説。
目次
序章 人事制度の見直しは避けられない
第1章 従来の人事制度は何が間違っていたのか
第2章 求められる人事の再構造
第3章 時代にふさわしい人事制度の構築
第4章 人事制度と組織の融合―役職制度を活性化する
第5章 降格制度の導入のしかた
第6章 新しい人事制度を運用するためのしかけ
著者等紹介
広岡久生[ヒロオカヒサオ]
経営工房代表。南山大学、大阪府立大学大学院(修士)。企業にて人事・総務業務を担当の後、株式会社日本総合研究所に入社。人事戦略を中心とした経営コンサルタント活動に従事。現在は経営工房の代表として、経営コンサルティング並びに各種団体のセミナー・講演活動に活躍している。主な専門分野として、人事関連コンサルティングは賃金改定(役責を中心とした賃金制度並びに年俸制の導入定着)、評価制度設計、(目標による管理・業績評価制度)など。教育研修は考課者・社員将来予測・幹部営業マン教育研修、代理店支援など。講演はできる幹部育成のためのポイント・業績アップのための人事改革・業績をアップさせるための評価の進め方などがある
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感想・レビュー
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deerglove
1
なるべくなら入れたくない、やりたくない降格制度ですが、スポーツの世界での一軍二軍とか、一部二部入れ替えのことを考えればむしろ健全といえそうです。問題は、やはり制度設計というより、導入の大義と運用になるでしょう。2015/02/08
くさ
0
降格人事や役職交代の就業規定を作成するため一読。システムというよりも、降格や役職交代に対するイメージの刷新が重要。どうしても悪いイメージ、懲罰的なイメージが付き纏うので、システムと同時に意識改革も重要なファクターである。導入とすすめ方と書いてあるので、初心者にはわかりやすく書かれていると思う。ただ、やはり実現するとなると抵抗勢力への抗し方や周囲の理解などそれ以上の困難が付き纏うことも忘れてはならない。2013/06/27