内容説明
13億を超える人口を抱える中国は、巨大な市場として魅力的なものとなります。彼の地で商標権を得ることはビジネス上有効ですが、それには商標類似の範囲を知ることが必須です。本書の第1編は、中国商標局編集の「類似商品及び役務の区分表」(2019年)に日本語と英語の翻訳を対象形式により編集したものです。第2編では商標局が「類似商品及び役務の区分表」に未掲載の商品及び役務について許容されるものを段階的に公表したもの(TM5)を纏めたものです。第3編では、商品及び役務の類否が重要となった14の判決を紹介しています。中国での商標権取得・行使を確実なものするため、出願書類の記載にも必要なものとして、おすすめの一冊です。
目次
第1編 類似商品及び役務の区分表
第2編 区分表以外に許容される商品及び役務
第3編 中国商標に関する商品及び役務の類似基準の解説(類似商品及び役務の区分表;中国における商品・役務の特定;日本とは異なる商品・役務概念;小売等役務の考え方;区分表に掲載されていない商品・役務の記載;商標審査における類似商品・役務の判断;侵害における類似商品・役務の判断)