内容説明
中国のことを理解することを阻む最大の要因は漢字です。本書は、中国語と日本語間の誤解を生じさせる箇所を徹底的に見直し、分かりにくい箇所には注を丁寧に付加することにより、日本の読者にも極めて分かりやすい文章で解説しています。中国特許出願に関する実務的な事項を全て網羅した入門書です。
目次
第1部 中国特許出願実務の概要(中国特許制度の確立と発展;特許出願書類と注意事項;特許出願に関する期間及び手数料等)
第2部 特許出願書類の作成と方式審査及び予備審査(特許出願書類の作成;各種特許出願の方式審査及び予備審査;PCT国際出願の国内段階における手続)
第3部 発明特許出願の実体審査及び拒絶理由通知に対する応答(発明特許出願の実体審査の概要;拒絶理由に対する対応;特定分野における拒絶理由に対する対応)
著者等紹介
畠山敏光[ハタケヤマトシミツ]
北京三友知識産権代理有限公司日本代表処代表。1級知的財産管理技能士(特許専門業務)、行政書士の資格を有する。福岡県出身。1995年、福岡県庁に行政職として入庁し1999年に退職。その後、中国北京に留学し、清華大学で中国語を習得。中国の特許代理機関で初の日本人として北京三友知識産権代理有限公司に招聘され、2002年10月から現職
酒井宏明[サカイヒロアキ]
金沢工業大学大学院工学研究科(知的創造システム専攻)教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程(知的財産法)単位取得退学、東北大学大学院工学研究科博士課程(技術社会システム)修了、博士(工学)、弁理士。国際特許事務所(東京)、米国法律事務所(ワシントンD.C.)勤務を経て、1994年酒井国際特許事務所(東京・霞が関)を設立、所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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