内容説明
産業技術の高度化・複雑化により、一部企業のみで必要技術を所有することは困難となった。技術の標準化を通して、企業間協力の時代へと変遷していく。パテントプールの実務界における第一人者が、MPEG2、3Gといった具体例を挙げてパテントプールの構築と運用に不可欠な法的・実務的知識を体系的に解説。
目次
1 序章
2 パテントプールの構成
3 パテントプールのロイヤリティ
4 ライセンス会社の役割
5 パテントプールの関連法域
6 技術標準機関における特許の取扱い
7 パテントプールの具体例
8 次世代パテントプールの在り方
9 結章
付属資料
著者等紹介
加藤恒[カトウヒサシ]
1954年4月群馬県に生まれる。1979年3月東京工業大学大学院修士課程(総合理工学研究科・機械系)修了。同年4月三菱電機株式会社入社。生産技術研究所、生産技術部にて工場自動化業務に従事。1983年11月弁理士試験合格。1991年10月知的財産渉外部にて知的財産ライセンス業務を担当。2002年10月同部次長。この間、2002年‐2004年内閣府司法制度改革推進本部・知財訴訟検討会委員、2003年‐2005年東京工業大学非常勤講師を歴任。現在、日本弁理士会技術標準委員長、MPEG2ライセンサ会議チェアマン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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