内容説明
今まで座標となる枠組みが提示されていなかった先端科学技術の法的保護の問題を、ゲノム、ソフトウェア、コンピュータ等、最新の具体的な事例から多角的に検討。また、生命工学や情報工学の分野の発展にはめざましいものがある。そこで、歴史的な展開もふまえて制度的な保護のあり方についても示唆した。
目次
第1章 生命工学と特許の新展開―ゲノム・タンパク質解析と特許
第2章 オープンソース・モデルと知的財産法―序論
第3章 コンピュータ・ソフトウェアの法的保護―コンピュータ・プログラム自体の特許保護に向けて
第4章 ビジネス方法特許の現状と展望―高度情報通信ネットワーク社会における特許制度
第5章 特許制度の史的展開と現代的課題―“The tragedy of the commons”or“the tragedy of the anticommons”
第6章 米国の特許政策の変遷―「プロパテント」とは何だったのか
著者等紹介
相田義明[アイタヨシアキ]
1979年東北大学大学院工学研究科電気通信工学専攻修士課程修了。東京大学先端科学技術研究センター客員教授。専門は技術開発政策
平嶋竜太[ヒラシマリュウタ]
1998年東京大学大学院工学系研究科博士課程先端学際工学専攻修了。博士(学術)。筑波大学社会科学系助教授(大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻)。専門は知的財産法
隅蔵康一[スミクラコウイチ]
1998年東京大学大学院工学系研究科博士課程先端学際工学専攻修了。博士(工学)。東京大学先端科学技術研究センター助手(知的財産権大部門)。専門は科学技術と知的財産権
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